不動産の売却を検討され始めた方にまず伝えたいのが
”不動産売却の際にかかる費用がある”ということ。
手放す時にもお金がかかるのか…と驚かれた方も多いと思います。
そして、2つ目にお伝えしたいことが
”必要な費用の内訳はケースにより異なる”こと。
詳細については、以下をご一読ください。
さて、先ほど”必要な費用の内訳はケースにより異なる”とお伝えしましたが、
基本となる以下の4項目はほとんどの取引で必要になります。
①印紙税
国税庁ホームページでは次のように解説されています。
印紙税 |
日常の経済取引に伴って作成する契約書や 金銭の受取書(領収書)など 特定の文書に課税される税金 |
〔 引用元:国税庁ホームページ”不動産の譲渡、建設工事の請負に関する契約書に係る印紙税の軽減措置”より 〕
不動産売買取引も、課税される文書となるため、
取引額に応じて印紙を購入して契約書に貼付しなければなりません。
②不動産登記関連
不動産売却をご検討中のお客様、「不動産登記簿」はお手元にございますか?
登記簿には ”誰が所有しているか” ”面積はいくらか” 等記載されていますよね。
公に閲覧できるため、不動産やこれに伴う権利についてはっきり明示され、
トラブルのない安全な取引を実現することができます。
不動産売却の際には所有権移転の登記をすること以外にも
着目すべきポイントがいくつかあります。
◆登記上の所有者が他界した父親になっている!?
⇨相続登記を行いましょう (※相続税がかかる場合があります)
◆建物を解体して土地を売るが、登記上はまだ建物がある!?
⇨滅失登記を行いましょう
◆住宅ローンの残債があるが抵当権はどうやったらなくなる!?
⇨抵当権抹消登記を行いましょう
難しい言葉が並び、手続きは何からしたらいいかわからない…
と、不安はございませんか?
専門家である司法書士に依頼すれば安心です!!
また、上記に挙げた登記は一例であり、
他にも必要な手続きがないかスタッフや司法書士に必ずご確認ください。
③譲渡税
こちらは、不動産売却により得た利益に対して課税される税金です。
利益が出た場合のみ課税されます。
税率は以下のとおり。
短期譲渡所得 【所有期間が5年以下】 |
譲渡所得×39.63%(所得税30%+復興特別所得税0.63%+住民税9%) |
長期譲渡所得 【所有期間が5年超】 |
譲渡所得×20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%) |
〔 引用元:国税庁ホームページ”譲渡所得の計算の仕方(分離課税)”より 〕
こちらとても難しい計算・・・
ちなみに、課税対象となる金額は【売却で得た利益】から
【売却にかかった費用】を引いた金額です。
居住用財産を売却した場合の控除制度もあります。
なお具体的な金額については、税理士や税務署に相談してみてください。
④仲介手数料
不動産の売却を仲介業者(オリーブハウス)に依頼した場合について、
下記のイラストをご覧ください。
仲介手数料は、売買契約が成約に至った場合のみ
オリーブハウスにお支払いただきます。
具体的な金額はイラスト右下の表のとおりです。
【例】売買代金:2000万円の契約をした場合 2000万円 × 3% +6万円 = 66万円(消費税抜) |
なお、売却物件サポートの具体的な内容については
こちら をクリックしてご覧ください。
こちらで紹介するのは、お客様によっては必要になりうる費用についてです。
■住宅ローン返済費用■
住宅ローンの残債がある状態で売却をする時に、
残債をすべて返済してから買主様に引き渡すことになります。
残債を一括して「繰り上げ返済」することになります。
この「繰り上げ返済」には、ほとんどの金融機関で費用がかかります。
金融機関や住宅ローンの商品により異なりますので、
借入をしている金融機関でお確かめください。
■引っ越し費用■
居住している不動産を売却して住み替えられる場合は、
引っ越しの費用も見込んでおきましょう。
引越しの多いシーズン(2~4月)は、費用も高くなるのでご注意を!
■残置物処分費・クリーニング費■
”以前住んでいた家を売却したいが、荷物を残して空き家にしている”
というご相談をしばしばいただきます。
残置物を処分して買主様に引き渡すか、
そのままの状態で引き渡すか、というのは契約条件によります。
しかし、物件の内覧をした際、やはり片付いている物件の方が
買主様に与える印象は良いです。
合わせて、クリーニングを入れて室内をきれいにしてから
売りに出したい!という方もいらっしゃいます。
こちらの費用はお客様のご意向次第です。
ちなみにオリーブハウスは「空き家管理」や「不要品処分」も行っております。
”物件が売れる場での間、お庭の草抜きや通風・通水してほしい”という
お声に応えて活動しております。
空き家管理については こちら もご覧になってみてください。
不要品処分についての詳細はこちら⇩
■土地の測量にかかる費用■
不動産登記簿に記載された面積と実際の面積が大きく異なる!
隣地との境界を明らかにし将来的なトラブルを避けたい!
といった場合、オリーブハウスは測量を行ってから
引き渡しされることをおすすめしております。
ただし、こちらも物件により異なりますので、
お気軽にスタッフまでご相談ください。
■建物の解体費■
古い建物付きの物件を土地として売り出したい場合についてです。
「古家付きの現況のまま引き渡し」とするか、
「建物を解体して引き渡し」とするか、
お客様のご要望に合わせて販売を行います。
土地を買ってマイホームを建てたいという方は、
”なるべく土地にかける予算を抑えたい!”という
考えが多いと思います。
そのため、売主様の方で解体更地渡しをして
早期売却を目指す方もいらっしゃいます。
また、解体費は「売却にかかった費用」として計上できるので、
譲渡税対策にする!と考える方もおられます。
不動産売却に関する費用について見てきましたが、イメージはつきましたか?
予想だにしていなかった思わぬ出費が!?ということもあるかと思います。
費用は多めに考えておくことをおすすめいたします。
まずは、お気軽にスタッフまでご相談ください。